Web制作の業務において、実際にクライアントにページを確認していただく際、「修正点が反映されていないのですが。。」「表示が崩れているので直していただけますか」などといったご連絡を受けることはないでしょうか？
こちらでは問題なく修正が反映されているのに、クライアント側で確認すると反映されていないことが多々あります。Web制作に関わる方であればご存知の方が多いと思いますが、この原因は「キャッシュ」にあります。
今回はキャッシュクリアとは何なのか、そしてクライアント側で問題なくページを表示するための方法についてご紹介します。
キャッシュとは？
キャッシュとは、ユーザーがページを表示した際に、閲覧データを一時的に保持するブラウザの機能です。この機能があることで、ファイルを修正しても修正前のデータがキャッシュデータとして残っているため、修正が反映されていないという事態が起きます。
ではどうすれば良いか。キャッシュを削除しページを更新してから確認すれば、最新の状態でページを表示することができます。キャッシュを削除することを「キャッシュクリア」と言います。
次はこのキャッシュクリアの具体的な方法についてご紹介します。
キャッシュクリア（削除）の方法
スマートフォン（iPhone）、PC（MacとWindows）でキャッシュを削除する方法についてご説明します。
iPhoneでキャッシュクリア
iPhoneにデフォルトで搭載されているSafariにおいて、キャッシュを削除する方法をご紹介します。
１）Safariを開きます。
２）下の「本マーク」をタップします。
３）３つのタブが表示されますが、一番右の「時計マーク」をタップします。
４）右下の「消去」ボタンをタップします。
以上の工程でキャッシュを削除することができます。iPhoneでページの表示確認をする際は上記のキャッシュクリアを行なった後に確認しましょう。
参考）https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iphacc5f0202/ios
PC（MacとWindows）でキャッシュクリア
PCでは、簡単にキャッシュクリアするためのショートカットキーが用意されています。下記の表をご覧ください。
| OS | ショートカットキー |
|---|---|
| Mac | 「command + Shift + R」 （safariでは「command + 更新ボタン」） |
| Windows | 「Ctrl + F5」 |
ページを開いた状態で上記のショートカットキーを押すと、キャッシュクリアしてページを表示することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Web制作の業務を行う者は必ずキャッシュの問題に直面すると言っても過言ではありません。クライアントにはキャッシュとは何なのかを説明した上で、ページを確認していただく際は必ずキャッシュクリアを行っていただくようにお伝えすることをお勧めします。
